第二話
旅館の朝食。
ホウ葉味噌焼き。
朝食を食べている広間には我々の他に老婦人が一人。
老婦人が朝食を食べ終わった後、こちらにフラっとやってきて話しかける。
「私、世界各国を旅しておりまして、こちらはイタリィで手に入れた四葉のクローバー・・・」
ガラスに四葉のクローバーが挟まれたキーホルダーを貰う。
「幸せが訪れますように」

いざ、高山散策。

昼食は飛騨牛の天ぷら。

飛騨高山の観光のメインストリートは、お土産屋が立ち並んでいて、いかにも観光地といった感じ。
一つ外れた区画にまで行くと、人も少なくいい感じ。
やはり古い町並みに生の生活が存在している、垣間見れるところに価値がある。
お土産屋のぞくのもそれはそれで楽しいが、それで終始したら面白くない。


で、いろいろ見た後。
帰るのかもう一泊するのかは嫁の体調・体力を見て決めましょうということになってまして。
そもそもなぜ白川郷・飛騨高山に来たかというと、僕が雑誌で見た下呂温泉の高級旅館にテンション上がって「下呂ええやん、こんな旅館ええやん」ということになって。
そんなら最初白川郷やら飛騨高山行って、下呂温泉行けばいいじゃんん、という計画だったんですが。
で、いざどうする?東京帰るか?下呂行くか?どっか行くか?となったとき、「松本行き」のバス、・・・松本!?
やはり旅はこうでなくては。
松本へいざいかん。

高山の寿司屋で買った飛騨牛の握りを車内で食す。

松本について、テキトーに宿を確保し、いざ夜の街へ。
いろんな街に行っては赤提灯の匂いのする飲屋街を練り歩いて(通称:ドラクエ)、よさそーな居酒屋に入るのが趣味みたいなもんなんですが、如何せん松本の夜に盛り上がりを感じられず。
どこがドラクエスポットなのか、そもそもスポットはあるのかもよく分からぬまま、見た中で一番いい味出してた居酒屋へ。
居酒屋・太助。
しかしこれが大ヒット!
外観だけで「良さそうだな」とは思ったものの、実際入ってメニューを見て確信。
なんと頼みがいのある店!

そして味もうまい!
言うならジャケ良し、歌詞良し、曲も良し!

郷土料理、山賊焼き。

何気に今回の旅での最大瞬間風速はこの居酒屋で記録したかも。
こうして大満足で2日目終了。
続